2009年12月28日月曜日

パブリック・エネミーズ

マイケル・マン監督。
1933年、治安維持や犯罪捜査の世界では、若きJ・エドガー・フーヴァーがBOI(捜査局)の長官、その捜査局がDOI(捜査部)に改名。州をまたいでの犯罪を裁く法律の足固めが進んだ年でもある。DOIはのち1935年に現在のFBIに改名。一方、犯罪の世界も銀行強盗のようなリスクが高い犯罪から、通信を使った”楽”な方法にシフトし始め、また、広域捜査に関する法律に対してその形を変えつつあった。

画面に映っている俳優、エキストラ全ての人間が振り付けの指導を受けたように動き、またそれを流れるようなカメラが絵画のように切り取っていく。手持ちカメラをふんだんに利用して、中盤デリンジャーが脱獄不可能と思われた刑務所から、ほとんど丸腰で脱獄するシーンの完璧なテンポには思わずうなってしまった。
カメラの美しさと脇役の意外な存在感、又その激しい銃撃シーンに、メインのジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)、ビリー・フレシェット(マリオン・コティヤール)、メルビン・ハーベス(クリスチャン・ベイル)の印象が薄まってしまうほどだ。

マリオン・コティヤールは、ヨーロッパの女優もっている魅力の深さが十二分に発揮されていないような気がして残念だった。素敵な女優なのに、彼女のせいではないと思う。
クリスチャン・ベイルは、勿論べレンジャーが主役であるからして、薄めであるけれども、感情を表に出さない(出せない?・・失礼!)あの顔つきがぴったりはまっていたように思う。
ジョニー・デップはあんなにコイ役柄をコクしない、髪の毛からコートのすそまで計算された動きで美しいギャングである。

2009年12月25日金曜日

クリスマスの朝

『サンタクロースは無し』宣言ではあったが、『サンタクロースの話題は無し』と言ったところ。
24日は毎年、祖父母、叔母が我が家に集まってのクリスマス・イブ。大人は夕食後に大はしゃぎでプレゼント交換をするのだけれど、去年までは、勿論ワカは25日の朝まで待っていた。今年は、と思いきや、暗黙の了解、って感じで結局朝のお楽しみ。

さて、ワカ様、寝る前に「サンタクロースにクッキー置いておかなくちゃ」。イブの夜にサンタクロースにねぎらいのクッキーっと飲み物をツリーのそばに置いておく、あれ。以前はトナカイのために、にんじんも用意しておいた。私達が何にも言わないから、寂しくなっちゃったのか自ら用意を始める。突然、あのやさしい朝を失いたくないよね。ン、私もそうだった。

そうなのだ、何も親が無理やり子どもと大人の境界線の線引きしなくっても、静かに黙って子どもに選ばせればいい。ゆっくり自分のペースで成長してね。

では皆様、
Merry Christmas!


キャンドルと松ぼっくりのデコレーション
@クリスマス・イブ

2009年12月23日水曜日

丸の内のイルミネーション


映画の後に東京フォーラムに行く。こちらはフランスはアルザスのシュトラスブール風のクリスマスマーケット。マーケットの入り口には、「マルシェで、ノエルで、シュトラスブール あっ、東京。」 ますます寒くしてしまったようで・・・。

アルザス地方は歴史的にドイツとフランスの間を行ったり来たり、現在はフランス。でも食べ物や飲み物は、ドイツの影響が色濃く残る(フランスにしてみればドイツの料理にフランスの影響が色濃く残る、ということになるのであるけれども)。屋台の列が長かったので食べなかったけれど、おいしそうなチーズやソーセージの匂い・・・。


 マーケットの真ん中あたりにきれいなツリー

近寄って見てみると、オーナメントがとても上質
フランスから運んできたのかしら?
そしてマーケットを後にしても・・・



中通り、余韻を味わいながら散歩できる。

西洋の人に言わせると、今一つ物足りないところもあるけれども -キリスト教の国じゃないもんね-、 ここ数年それなりにマーケットの雰囲気を味わえる素敵な空間があちこちに出現して、この時期は夜の散歩がとてもたのしい。

2009年12月22日火曜日

オウムのオスカー、でも女の子

中華街の店先でみたような・・・。鳥が嫌いな人は絶対に見ないように。タイトルクリックするとすごい物体登場。

オスカーはウイルスによってこうなっちゃったらしいのだけれど、12才、ごらんの通りに元気。
だけど、やっぱり鳥肌立っちゃう

2009年12月21日月曜日

Capitalizum : A Love Story

マイケル・ムーア監督。
いつもとても深いテーマを取り上げているのであるが、おどろおどろしくならない。彼が真面目になればなるほど、過激な行動に出れば出るほど、見ているほうは不謹慎にも笑ってしまう。オモシロイことに、笑い=怒りなのだ。

で、怒ってばかりかと言うと、そうではない。資本主義と民主主義が相反するものなのか、社会主義的な民主主義は存在しないのか、キリスト教はどこに位置しているのか。釈然としない彼の心のベクトルはは怒りではなく理解へと進む。ここで私はとっても感心したのだけれど、原点に戻って考え直してみる。一挙にアメリカ独立宣言まで遡ったのだ。そこには『平等』が謳われていて、「これって、なんだか”民主主義”というよりも別の主義のようだ」とこぼす。『デリバティブ』だって、何だかちゃんと知ろうと専門家に聞いてみる。説明を受けているときのムーア監督の"???顔"には笑ってしまった。彼は実はウディ・アレンなみの役者なのではないか、と思ってしまう。

彼は資本主義者ではないけれども、社会主義者かと言われるとそうとも思えない。そんなものあるかどうかわからないけど、資本至上主義でない民主主義ってゆうか。ただ、はっきりしているのは敬謙なキリスト教信者であること。歪んだ民主主義から生まれた支配階級による、市場経済の規制や福祉国家の成立に疑問持っている。そして、制度だけではなく、もっと個人的な、他人に対する思いやりのようなものを大事にしているのではないか、と思う。1人1人が足るを知って、良心に従って行動できる社会があればいい、そんなふうに考えているように、見える。・・・もっとラディカルだとは思うけどね。わたし、政治・経済には疎いし、ましてやアメリカ市民ではないし、よくわからない。

金融機関の人たちがみんな悪人だとも思わないし、政治家も恐怖心をあおっているのではなく本当に怖がりなのかもしれない。でも、わたしもちゃんと考えなくっ ちゃ。彼のような視点で物事を捉え、自らの耳で確かめるという姿勢を見習わなくては。文句を言っているだけでなく、風評に流されず、しっかり自 分の選挙権を行使すること、これが大事なのだ。


>>大真面目なムーア監督

ウォール街に警察が使う『犯罪現場 立ち入り禁止』と書かれた黄色いテープを貼りめぐらし、旧式拡声器で「市民が逮捕しに来た、出てこーい!」と1人で叫ぶ監督。おまけに公的資金を受けた金融機関には、「この袋に税金返せ」と$マーク付きの布袋を持って参上。

2009年12月20日日曜日

サンタクロース

5才のワカ、保育園でクリスマス会があった日。
ワカ 「今日ね、保育園にサンタクロースが来たんだよ」
私 「へ~、遠いのに、よくきてくれたねぇ。飛行機かなぁ。」
ワカ 「そり。お昼寝からおきて園庭を見たら、シュッシュッって線があるのをXXちゃんが見つけてね。そりのあとだね、ってみんなで言ってた。」

・・・ああ、こどもって、ほんとにかわいい。しかし、どんなにサンタクロースを信じたくても、時はザンコク、現実とファンタジーがオーバーラップし始める。オット曰く、「まさかそんなことは無いとは思うけど、あんまり心底信じているのもアブナイ。今年はサンタクロース抜きっ!」。ガーン、となったのは私。なんだか寂しいけど、ま、ワカもうれしそうな両親を前にして、ナイーブな子供を演技しなくっちゃならないのもかわいそうだし、この辺が潮時。

さて、去年サンタクロースは何を持ってきたかというと、リモコンのグライダー。子ども向けにしては高価すぎると私は思っていたけれど、大体オットが一緒に遊びたいもんだから、どっちのおもちゃだか。さて、25日の朝、大好きな飛行機を目の前にコーフンするワカ、しかし、大失敗に気がつく。グライダーは用意したのだけれど、バッテリーとリモコンが無い。
飛ばない。
サンタクロース、困った。結局そのままにして、次のクリスマスまで待つことになった。どちらかと言うとウヤムヤになったというべきか。だから、今年もまだサンタクロースを信じていて、2年越しでプレゼントを持ってきてくれた、って結末で終わったらよかったのに、とちょっと残念。

ワカがサンタクロースなるものを認識したのが4歳くらい。それから7回、子どももおとなもサンタクロースを信じて胸ときめかせた、我が家のクリスマス劇場の第1部が終わろうとしている。

2009年12月19日土曜日

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2009年12月18日金曜日

本人確認

2日続けて本人確認を迫られた私。

その1、ぺけぺけ銀行との電話

ぺけぺけ銀行 「ご本人様確認をしますので、名前と生年月日とあれこれあれこれお願いします。」
私 「あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ。」
ぺけぺけ銀行 「はい、ANGELAさんですね。」
私 「はい。」
ぺけぺけ銀行 「失礼ですがご本人様でしょうか?」
私 「・・・・・。」
ぺけぺけ銀行 「・・・・・。」
私 「今、全部あれこれ言ったでしょう?」
ぺけぺけ銀行 「奥様がかわりに電話してらっしゃることもあるので・・。」

あのね~!!、100万歩譲って、私が男女どちらでも使える名前だとしても、それはないでしょう。ご本人様確認をしますと言われれば、日本語そのものを理解すればご本人様確認なわけで・・・。


その2、夜間のセールス電話
夜10時をとうに回った時間に電話がなる。 こういう時間に電話が鳴ると結構びくっとする。

電話の向こう 「ANGELAさんのお宅でしょうか?」
私 「はい」
電話の向こう 「とんでも保険会社のものです。」
私(怒、怒、怒・・・) 「それで、何か?」
とんでも保険会社 「今ご契約なさっている保険の件で。新しい商品が・・・」
私(おさえて、おさえて、でも最後まで聞かない) 「何も契約変更なし!」
とんでも保険会社 「失礼ですがご本人様ですよね?」
私(爆発) 「いいえ、となりの家の遠い親戚のものですっ!」

いったいぜんたい、あの枕詞のように必ず出てくる「失礼ですが」って・・・。失礼だと思ったら、聞いてもらいたくな~い。本人確認云々の前に、自分の日本語確認とか電話マナーの確認とか、もっと普通にしなければいけないことが、い~っぱいあるような気がするんだけど・・・。
私がふるいのかなぁ。

2009年12月16日水曜日

ダーティー・ダンシング

BSで見始めて止まらなくなり、最後まで見てしまう。主演はパトリック・スウェイジとジェニファー・グレイ。
まずオドロキなのはこの2人、1960年代の若者17歳のベイビーと(多分)20代のジョニーを演じているのだけれど、実年齢はそれぞれ27歳と35歳。なある、ベイビーのラブシーンは17にしては色っぽいなぁと、思ったけどこれで頷ける。パトリック・スウェイジはワカづくりかもしれないけれど、動きは俊敏、肉体も鍛えられて余分なお肉なし。森の中、丸太の上で黒のダンスウエアを身にまといバランスをとったり、湖の中でリフトの練習をするフシギなシーンは、恥ずかしいけど、さすが80年代のアメリカ映画。

さてこの映画の題名を聞くと、すぐ頭に浮かぶお友達がいる。映画が公開されたとき、私はマンハイムというところでドイツ語の勉強をしていた。 学校で同じクラスに、スイスに亡命したアフガニスタンの王族のお姫様がいた。そのお姫様は19歳、この映画にすっかりはまり、私はまだ見ていないと言うと、映画館に連れて行かれ観賞させられた。この映画の何が好きかと尋ねると、答えは「全部!!」。9回も見たって。

そんなわけで、リアルタイムで見させられたこの映画、ファンの口角泡を飛ばす解説にはついていけず。第1に、パトリック・スウェイジのお顔が好きくない。第2に、なんだってリハツな女子高生があんなうじうじ男子を好きになるのか。20年後に見ても、悪いけど、やっぱりそう思う。でも今回、パトリック・スウェイジの踊りが素晴らしいことや、恋愛の結末云々ではなくって、勇気ある女子を称える言葉で締めくくってあることに気がついて、前回みたときよりもポイントが上昇。うじうじ男子が女子に力づけられる話であるならば、ジョニーはカッコよいドンファンでなくてもいいわけで、そう考えたらパトリック・スウェイジは好演していたといえるのかも。

ま、私ごときの好みなどはどうでもいいことで、あの時代パトリック・スウェイジはティーンの王子様だった。その後、38歳で出演したファンタスティック・ロマ ンティック・ホラー・クライム・コメディの“ゴースト”では、年上の女子の心もつかむ。正統派ハンサムではないけれど、人々を虜にする不思議な目力をもつ、身のこなしの美しい男優だったと思う。

映画のエンディングの群舞、映画よりもちょっと大げさな舞台に向いているのではないかと思ったら、ロンドンでは舞台化されているそう。見たいなぁ。舞台は無理だけど、とりあえず映画のファイナルダンスシーンはココで(タイトルをクリック)。パトリック・スウェイジの踊りは必見。

2009年12月14日月曜日

クリスマスツリー


写真は、1週間前に飾り付けたクリスマスツリー。(これはまだコンパクトデジカメ)毎年なじみのお花屋さんに頼んで、もみの木を持ってきてもらう。今年は木の生育が今一つだったということで、例年の予算ではこちらの希望にあった枝ぶりのものはなく、ちょっと予算オーバー。でも期待どうりの形で大きめの木が手に入ってうれしい。

お花屋さんに聞いた話では、”もみの木市”らしきものが11月にあって、その時に一度っきりしか卸売市場に入荷しないそうなのだ。よって、次回訪れたときにまた新しくいい木が入っているというわけではないので、いい枝ぶりのものを見つけた時は即買っておかないといけないらしい。

ヨーロッパではもみの木の畑?に行って「これちょうだい」って言うと、その場でぎこぎこのこぎりで切ってくれる。だから今までお花屋さんはどこか郊外の”もみの木の山”に行って、そこで選んでいるのかなぁ、なんて思ったりしていた。海外からもたくさん輸入されているのだそう。そりゃそうよね。
イケアなんぞは買ったもみの木をクリスマスの後、また買い取ってくれるそう。ちょっとひかれるけど、高さが足りないのと何よりも争奪戦に加わる勇気なし・・・。

さて、土曜日にカメラが届いたけれど、んん~、何とも勝手がわからない。あんましピントが合わないので、もうちょっと練習なくては。下の1枚は、CANONで撮ってみた。

 秋にカイガラムシにやられてべとべとになり、復活したエバちゃん
せっかくだからサンタさんの飾りをつけてみた。

2009年12月11日金曜日

カメラ、ついに買う

デジカメ超初心者、そしてフィルム一眼も忘却の彼方の私、ついにデジタル一眼を購入。小型軽量で探していて、OLYMPUS PENが出たとき、これだわ!と思っていたのだけれど、いろいろと調べてOLYMPUS E620とCANON KISS X3が候補に残り、まだちょっち心残りはあるもののCANONに決定。アマゾンでレンズキット5万円台。しかもキャノンのキャンペーンで5000円キャッシュバック。いつ届くかなぁ。

OLYMPUSファンなんだけど、キメ手の一つは動画。あれこれ探していてCANON KISS X3で撮った動画を見つけた。きれいよ~、"Tokyo Jugglling Night"、カメラでこんなに動画が取れるとはオドロキ!(オトカンペさんのジャグリングも面白い)。撮影に使われた単焦点レンズを調べてみたら、初心者にはうれしい価格。 来春はワカの卒業式、入学式がある。大活躍してくれそう・・、もとい、してくれるように頑張る。

CANONのまわし者ではないけれど、広告がお気に入り。
寅さんの左手の添え方がお上品。
みみずくさん、それじゃ手品のようだ。シャッター押せるか?

2009年12月10日木曜日

久しぶりに、アセル

小学校の副校長先生から携帯に電話。どうやらワカがけがをしたらしい。
副校長「頭から、血がたくさん出てます」
私「(ドヒャ~!!)意識はあるんですか?ちゃんと話せるんですか?」
副校長「はい、保健室まで自分で歩いてきました。ちゃんと話してます。」
・・・・、よくわからないけれども救急車を呼ぶほどの怪我でもないらしい。が、とにかく仕事おっぽり投げて学校に向かった。

保育園の頃2歳くらいまでは、”お熱がでました”の呼び出しを受けて、携帯が鳴るたびにドキッとしていた。すっかり忘れていたあの頃がよみがえる、久しぶりの『緊急事態』発生。勤め先から学校まではどんなに頑張っても45分。駅の階段を一段ぬかしで駆け上がり、閉まる電車のドアに体を滑り込ませ、老体に鞭打ち小走りで(全力疾走はムリ)学校まで辿りつく。ゼーゼー。

私が到着したときは出血も止まり、ばつの悪そうな顔でわたしのことを見ていた。PTAの校庭当番だったお母さんが、付き添っていてくれたらしい。本当にありがたい。出血した他人の子供の面倒なんて考えただけでも気が遠くなりそだ。学校の近くで自転車に乗っていて、かなり激しく転倒したとのこと。近くにいた人がとりあえず学校の保健室に連れてきてくれたそうだ。・・・ああ、地域の暖かさ。お母さんというのはなんとなく子供の様子でけがの程度がわかるのだけれど、男性の副校長先生、ワカの鼻血と頭部出血にかなり驚かれたようだ。すぐに電話を下さって、家に帰さず保健室で休ませてくれて本当によかった。

さて、ワカを見ると鼻は腫れているけれど、頭は切れたり割れたりしているわけじゃなくって、擦り傷程度。元気だけれど、頭をぶつけているので一応近所の外科に行く。 レントゲンで調べてもらって鼻も骨折なしを確認。本人もそれなりに心配していたようだが、大丈夫と言われ「恥ずかしかったなぁ、転んで鼻血出して」だって。

最後に、ドクターから頭部外傷後の注意事項10項目を聞く。さて、こまった、下記の項目・・・・。
  • 話し方が変になったり、こちらの話が理解できなくなった場合。
  • とんちんかんな事を言ったり、何度も同じ事を聞いたり、忘れっぽくなったりした場合。
(私、頭ぶつけてないのに・・・。)ワカには この逆の現象が起きたら、病院に連絡してみよう。

2009年12月7日月曜日

Up 「カールじいさんの空飛ぶ家」


バージニア・リー・バートンの『The Little House』(邦題『ちいさいおうち』)という絵本、きっとみんな読んだことがあるに違いない。あのうちにはどんな人が住んでいるんだろう、と空想していたけど、その空想にもう1人カールじんさんが加わった。

カールじいさんはなんと78才。歩くのもおぼつかないのに、フウセンで浮かんだ自分の家を引っ張って秘境を歩き、妻との約束の滝を目指す。もっと元気なのは、冒険家チャールズ・F・マンツ(声はクリストファー・プラマー)。カールが子供のころにあこがれていたから、90才は超えてる、きっと。ああなると『地獄の黙示録』のカーツ大佐。この昔気質のおじいさん2人が、ベネズエラあたりの未開の地で大乱闘。カールじいさんのお供は呑気なワンちゃんと、ポケっとした怪鳥、なんとなく日本人っぽい顔立ちのラッセル君、これを『オズの魔法使い』と言っている人もいるけど、私には『桃太郎』のキジ、犬、猿。マンツじいさんのお供は犬語翻訳機をつけたおバカなワンちゃんたち。このお供がさんざん笑わせてくれる。どんなに真面目な顔していても、気取っていても、単純なんだよね、ワンちゃんって。

笑いすぎて涙が出るだけでなく、話には聞いていたけれども、かなしくって泣かされた。それも2度。老人が思う亡き妻、子供が思う離れた両親、人間いくつになっても何かを愛おしく思う気持ちは変わらない。そしてラッセル君は言った「いつも思い出すのは、どうでもいい普通のことばかり・・・」。そうなんだよね、ふと思い出す幸せな過去の記憶って、その時には退屈だった日常の繰り返し、みたいなものが多い。
 
カールじいさんの空に浮かぶ家は日常の形を持たない”記憶”、かなり重たい。そういう私のメモリーもだんだん重くなってきた。あんまり思い出が重くなりすぎたら、引きずるのをやめる。大事なところに閉まっちゃって、新しい思い出を作ればいいのだ。そのためにも、夢は思いっきり大きくて、1人でも追いかけられるものを持とう。思い出に引きずられてさみしくなるのは悲しいもん。 とはいっても私、なんでもすぐ忘れちゃうから、そんな心配いらないのかもしれないけどね。

2009年12月4日金曜日

トワイライター

「トワイライト」で片足ずぶっ、「ニュー・ムーン」で両足ずぶずぶっ、とはまり中の我が家。
さて、オットに火曜日の夜、一緒に「トワイライトを見よう!」と明るく誘われた。わたしもそうおもっていたのよ!と、さっさと家事を済ませて画面の前に。ワカも誘われていたけど、「もう2回見たから」って断わっていた。

さて、このオット、これが何回目だか知らないが、セリフを暗記してるのだ。見ないと言っていたワカも途中から参加してきて、な、な、なんと・・・暗記してる。英語話す人には覚えやすいセリフなののかもしれないけれど、それにしても、たまげた。実は隠れて何回も見てるんじゃ・・?

さて、トワイライトから離れてロバート・パティントン様、アメリカでは3月に「Remember me」が公開。相手役はロズウェルやロストに出ていたオーストラリア出身のEmilie de Ravin。この映画の予告編を見るとなんだかちょっと悲しそうな話。普通だったら日本に来そうな映画じゃないけれど、ロブ様出てるから、1年遅れぐらいで来るかも。

それであんまり毎日ロブ様見ていて、ちょっと心配なことに気がついた。ロブ様、もしかしたらジュード・ロウ様タイプなんじゃ、ハエギワが・・・。や、気のせいか。そうだとしても、まだ若いし、もうちょっと大丈夫かな? 

2009年12月3日木曜日

外苑前のいちょう

六本木で「ニュー・ムーン」を見た後、それぞれ3人(ワカはわからないけど、少なくとも保護者2人)は妄想に浸りながら、青山墓地を抜けて外苑前までロマンチックな”家族散歩”をした。

クリスマス・マーケットやら電飾で、とても華やかな六本木ヒルズから少し歩くと、やがてひっそりとした青山墓地。桜の葉が半分ほど落ちて、寒そうな枝の隙間から空が透けて見える。口々に好きなことを話しながら歩く我が家の男連中の後を、赤や黄色に紅葉した桜の葉っぱを拾いながらのんびり歩く。4時半すぎ、外苑前のイチョウ並木に到着、曇り空でいつもより日暮れが早い。人出は多いけれど、人ごみで歩けない、というほどでもない。せっかくなので、上を見て歩こう。



 暮れかけた曇り空の中でオレンジ色に見えるいちょうの木。ピンと空に突き刺す梢から、大きく手を広げた下の枝まで、満開(?)の紅葉。早めに落葉が始った木が敷いてくれた黄色のじゅうたんの上を、サクサクと踏む感触もまた、よし。


並木道沿いのレストランが裸の木にイルミネーションをつけている。
暗くなったら素敵だろうなぁ。


街灯に灯がともる。
銀杏のてんぷらが食べたくなってきた。

2009年12月2日水曜日

聖ジョルジェ その3

ニュームーンでコーフンして、その3が飛んでしまった。

・・・さてブルーがまばゆい地上から地下に降りると、ブラウンを基調にしたモザイクに変わる。

少ない照明が天井や壁に立体感のある陰影を作りだす。
明かりのないところはまっくら。1人だったらちとコワイ。

 絶妙な色のコントラストと幻想的なデザイン

週末だったにもかかわらず、教会にいたのは私たち一行のみ。
こんな美しい空間を独り占めできる、何とも贅沢なひとときだった。

さ、セルビアまで来たので、いつかルーマニアはトランシルヴァニア「ドラキュラ城」に行ってみよう!

2009年11月30日月曜日

New Moon

前作「Twilight」から待つこと半年(アメリカでは1年)、映画館にいる女子、特にに外国人の女子は始まる前からハイテンション。
長ーい広告が終わり、本編の題名が出た途端、待ってましたとばかりに「ヤッホ~!」の掛け声。お目当ての俳優が登場すると「ウワ~」。ジェイコブがTシャツを脱ぐと「キャ!」。若い二人が近づくキメ台詞にはため息が「ホ~」。さて、我々アラフィフ、密にウケたのは、ベラがイタリアに飛んだ飛行機が”ヴァージン・エア”だったところ。映画と若者の臨場感あふれるリアクションに、ワレを忘れて一緒にテレながら楽しんでしまった。
ベラの相手役を張ったジェイコブ役のテイラー・ロートナー(写真左、髪の毛を切ってさっぱり)は、な、な、なんと1992年生まれ。マーシャルアーツをしていたという話だけど、それにしても16才の体にしては腹筋が割れ過ぎている。これから毎日ワカにトレーニングさせたら、5年後にはあんな体になるのか・・・?
 今回エドワード様は背後霊のような影の薄い役回り。しかし最後はジェイコブに負けじと、白塗り発光の筋肉上半身を見せていた(が、メイクといううわさも・・・)。
ベラは相変わらず憂い顔というよりも、つまらなそ~な顔で、ハリー・ポッターもびっくりな困難に立ち向かう。(この先は真っ白で見たい人は読まないでね。)
  • バンパイアに飛びかかられそうになるところを、エドワードに激しい勢いで突き飛ばされ(エドは助けるつもりだったんだろうけど)裂傷
  •  エドワードからは「君を守るため」と言われるも、家まで送ってもらえず森に置き去り一晩明かす
  • 悪夢にうなされ毎夜叫び、お父さんを不眠症にする
  • 友達をウツで心配させ、復活するも暴力映画に連れていく
  • バイクで転倒、頭部負傷
  • ジェイコブからは「君を悲しませない」と言われるも 、うそつき呼ばわりされて突き放される
  • 人間と思ってビンタした(これも結構突然だった)少年が怒って狼に変身し、襲われそうになる
  • 崖から飛び降り(動機不明)、水の中で意識を失い溺れかかる 
ま、自分でまいた種ばかりだけど(エドワード様が「無茶するなって」最後のお願いしたのに!)、こんなことがいろいろある。あんまりいろんなことがあるから、感覚がマヒしちゃったのか、ジェイコブが狼男だって知った時のベラのコメントには思わず噴き出す。抑揚のないつぶやき声で「こんなことが本当にあるのか・・・」。・・・あるわけないし~!。そういえばアリスの妄想の中で、エドワード様とベラがキラキラしながら森の中をスローモーションで走ってるシーン、あれもなんだか・・・ありえない~だった。


第3部(製作終了)が待ち遠しい。クリスティン・スチュワートはそれなりにトシとってもいいけれど、ロバート・パティンソン様(写真右)、第4部も出演決定したとのめでたいニュースが入ってきたが、まだ17歳をがんばれるか?!ダコタ・ファニングちゃんなんぞ、3か月後には別人になってるかも。早く作らないと皆成長しちゃう、心配だわ。

さて、吸血鬼、狼男とくれば、次はフランケン・シュタインにも登場いただかなくては(半魚人でもよし)。

2009年11月28日土曜日

聖ジョルジェ教会 その2


白い外壁で囲まれた外側から一歩入ると、目の前にはあでやかな世界が広がっていた。青を基調になんと1万5千色ものモザイクで文様や聖人が描かれ、壁の下から天井まで、隙間なく飾りつけられている。

左は1階の祭壇。1階といっても天井がズズズ~と高いので、地上部といったほうが正しい。
オーソドックス(セルビア正教)の教会には椅子が無く、礼拝は立ってする。

祭壇側から入り口を望む


天井まですべてモザイクで装飾されていて、ドームから差し込む光の中を天使が飛んでいる。


ドームのてっぺんにはイエス・キリスト。
電気ではなく自然光、とても明るい。



近代セルビアの原点ともいえる教会だから、ガイドも一生懸命説明してくれる。何の装飾もされていない棺と柱の白さが、かえって目を引く。(その3へつづく)

2009年11月27日金曜日

聖ジョルジェ教会 その1 

ベオグラードから70㎞、トポラという町で1804年、オスマン・トルコ帝国に対して、セルビア人が武装蜂起。  そのリーダー的存在だった人物がジュルジェ・ペトロビッチ、通称カラ・ジョルジェ。”カラ”はトルコ語の”黒”という意味で、漆黒の髪を持つ2mほどの巨漢は、結構ザンコクな性格でオスマン・トルコに大変恐れられたらしい。後にオスマン・トルコから分離独立したセルビア王国で はカラ・ジョルジェの子や孫が王位に付き、カラジョルジェ家(通称がファミリーネームに?)は王家となる。

カラジョルジェ家は第二次世界大戦のドイツ軍侵攻の際国外に亡命し、戦後の共和制移行で廃位そのまま国外にとどまった。2001年にユーゴの体制変革で、没収されていた財産が変換され帰国を遂げる。この一家のHPもある。王妃はギリシャ人なのね。  

前置きが長かったけど、その王家の霊廟がトポラにある聖ジョルジェ教会。3回にシリーズでご紹介。


   小高い丘に続く緩やかな林の中の坂道を上がると、

真っ白な壁の、実にシッカリ&スッキリした印象の教会が忽然と現れる。1904年から8年かけてシッカリ建造された。
教会名の由来は”カラ・ジョルジェ”からではなく、キリスト教の聖人”聖ジョルジェ”(聖ゲオルギウス、聖ジョージ)から。 
竜を退治した聖人として信仰の対象となっている。
遠くからは白1色に見える外壁も近寄ってみると・・・


 ・・・美しい細工が見られる。
入り口の扉の上部には、白い大理石に施された美しい彫刻。
そしてモノトーンの大理石に縁どられて、ひときわ目立つ豪華な金色のモザイク。
聖ジョルジェが竜を退治しているところ。
(その2につづく)

2009年11月25日水曜日

子供と少年の間

夏が終わる頃、ワカに背の高さがほとんど追いつかれてしまった。それがうれしいのは私のほうで、背比べしたくって「となりに立って!」と頼むのであるが、当の本人は嫌がる。朝ご飯のとき、寝癖がついてる髪を触ると逃げられる。いよいよ覚悟のしどころかと、去りゆく季節を惜しむように切ない親ゴゴロ。

しかし、季節の変わり目と同じように、少年も行きつ戻りつ成長するらしい。しばらくのめりこんでいたフライトシュミレーター熱がパタリとおさまり、ここ1週間ぐらいは仮想世界からはなれ、レゴや積み木で飛行場を作り、空想を張り巡らせている。昨日はまるで5歳の子供に戻ったように、私とオットの目の前で、「モンスターズ・インク」の曲を上機嫌で踊りながら歌っていた。しあわせ、である。

・・・なんだか子供というろうそくの最後の芯が、勢いよく燃えているような感じ。もう少し、そのままのワカでいてね。
以下、作者・撮影者に無断掲載につき、コソコソしている私。

上空から見た町の風景
(写真・作/ワカ)        









窓のないターミナル      
 (同上) 






な、なんだ?突然、神社登場。表参道か?
(同上)                  

2009年11月24日火曜日

クリスマス・キャロル

ロバート・ゼメキス監督。すっかり気に入ったラ・ゾーナ川崎のIMAXで3Dを満喫。
「ポーラー・エクスプレス」(2004年)はもう閉館した品川のIMAXで見た。その時から俳優の演技をデジタル的に採り込む、パフォーマンス・キャプチャー技術による映像は格段に進歩。とくに人物に関しては驚き。すごい。”ポーラー”のときは、人間の肌も表情も、なんといったらいいか・・、早い話がアニメーションにしか見えなかったのだけれど、今回はパフォーマンス・キャプチャーの良さが最大限に生かされている。

ジム・キャリーは1人7役の声をこなし、八面六臂の大活躍、まさに彼の独り舞台。が!ゲーリー・オールドマン様も負けていない。 スクルージにこき使われている小柄で家族思いの事務員、ボブ・クラチット (Bob Cratchit)。スクルージの共同経営者で、生前の行いを悔やむ ジェイコブ・マーレイの幽霊、 (Ghost of Jacob Marley)。下半身が不自由で松葉杖に頼るボブ・クラチットの末の息子、 ティム・クラチット(タイニイ・ティム)(Tim Cratchit; Tiny Tim)、の3役をこなす。声もさることながら、あのゲーリー様を(よくもあそこまで)情けなくしたクラチットのCGには、大拍手。そしてもう一人忘れてはいけない人、スクルージの甥はコリン・ファース様。うふふ、実写でなくてもエレガントでお上品ななエッセンスはしっかり画面から伝わるわ。

随所に「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の明るさや「フォレスト・ガンプ」の純粋さ、または「コンタクト」の神秘さや「永遠に美しく」の愚かさなどのテイストを感じさせながら、名作古典を生き生きとよみがえらせている。いや、20世紀の私は遠い国の名作古典としてしか読んでいなかったけど、これを見て、19世紀のイギリスの守銭奴やその社会の在り方を、自分たちの社会に置き換えてまじまじと考えてしまった。

さて、映画館入場の時、左のスクルージ人形がもれなくついてきた。これ、ストラップがついていて、ワカは大喜びで自分のバックに早速つける。”お金より愛”の映画のはずなのに、スクルージ人形には”金運UP”と説明書き。・・・あるにこしたことないよね。ああ、私の心の中の小さなスクルージが、チャリ~ンとお金を数えている音がきこえる~~。

2009年11月20日金曜日

ジーンズよ

去年、安いジーンズを見つけて喜んだことを書いた。それから1年半、ユニクロの980円を皮切りに、イオンがどうだ!と880円、西友がこれ見よがしに850円、ドンキホーテがなりふり構わず690円と、下がる下がるジーンズのお値段。

3990円は確かにインパクトはあった。アメリカでリーバイスを20ドルくらいで売っているSCがあったので、東京の物価から考えても努力がうかがわれる値段。でもね、690円って、なんか変。ストッキングだって500円、ラーメン一杯もそのくらい。適正価格からどう考えても外れているんじゃないか?こんなことしてどこかにヒズミが来ないのかなぁ・・・、とおせっかいな心配をしている私。

2009年11月19日木曜日

『歌伝説 ちあきなおみ・ふたたび』

何の気なしにリモコンをパチパチしていたら、ちあきなおみさんが歌っていた。歌も容姿も「濃い」印象しかなく、なぜ”喝采”や”夜間飛行”があんなにヒットしたのか、子供には分からなかった(全部歌えるけど・・・)。

やっぱり「濃いなぁ」、と思いながら何気なく見ていたら、う、う、う、チャンネルを替えられない。すごい、この人の歌は。”矢切の渡し”の男女の掛け合いの部分にびっくりし、”夜を急ぐ人”の「おいで、おいで」にのけぞった。私のちあきなおみさんへの長年のイメージをすっかり変えたのは、”朝日楼”(朝日の当たる家)。音域の広さと芝居さながらの歌に吸い込まれてしまった。いまさら、と思われるかも知れないけれど、いまさら気がついたのだからしょうがない。

しかし、私にとってのちあきさんはナンと言っても「さとうきび畑」。NHKの「みんなのうた」で初めて聞いたとき、やさしいアニメーションと一緒に流れるちあきさんの歌を聞いて、中学生の私はぽろぽろ泣いてしまった。そして「四つのお願い」や「X+Y=Love」(今聞くとすごい歌詞!)のちあきさんを思い出して、「あの人がこの歌を」と意外に思ったことも思い出す。

・・・そうなんだ、今回見た番組で気が付いたと思っていたけど、既に子供の私に彼女の歌の心は届いていたのだなぁ。それに気がつくのが遅かっただけで・・・。「みんなのうた」バージョンはなかったけど、「さとうきび畑」やっぱりいい。

2009年11月16日月曜日

学級閉鎖

もう時効だから書いてしまう。
先月ワカのクラスがインフルエンザで学級閉鎖になった。でもワカは元気で自宅待機が嫌で嫌でたまらないようだった。しかし誰に似たのか、真面目というお面をして歩いているような男子。元気だからと開き直ってルールを破ったり(これはオット)、見つかった時はシラを切ったりトボケたりすること(これは私)ができない。

それを見ていた不良老人の私の両親、「人に接触するようなことがなければいいわけでしょう。ならば車に乗っていればいい!」と言って横浜までドライブに連れ去ってしまった。とりあえず、彼の倫理からは外れていなかったらしく、とっても楽しんでいたらしい。しかし、案の定不良老人の誘惑には乗らず、一歩たりとも車外に出なかったそうだ。

・・・もうちょっと、融通のきく子に育たないものかなぁ。それとも、反面教師でよかったのかなぁ。

2009年11月14日土曜日

fish

左サイドバーの金魚ちゃんの水槽にカーソルを持っていくと、金ちゃんたちが集まってきます。動かすとそれについてきます。
マウス左をクリックすると”サイバーえさ”がぷちぷちぷちっと出ます。勿論金ちゃんたちは食べてくれます。

暇なとき遊んでやってください。金ちゃんたちの名前募集中。

2009年11月13日金曜日

ぬくぬく

「ウエルかめ」の胸がときめくシーン、そういえば私も何百年前、バイト先でこんなこと・・・、なんて照れながら見ているが、ウミガメ館の館長が亀園さんに”ほの字”なのには、なんとなし複雑な笑いが込み上げてきた。
その館長さん役の温水洋一さんが出ているDVD「ぬくぬく」。(タイトルをクリック)ねこもかわいいけど、温水さんにシンパシー感じるわ。

で、「ぬくぬく」を見ていたら、最高に笑えるニワトリさんを見つけた。これがまさしく”オチ”というもの。

!!注意!!にわとりのトサカがキモチワルイ人は見ないように(オットが見たら卒倒しますヮ)。

2009年11月11日水曜日

ねむの木のえばちゃん

4月にちょっと、というかけっこう奮発して2mほどのエバーフレッシュ(えばちゃん)を買った。夜になると葉っぱを閉じるのがかわいい。我が家にいる植物は、カンザキさんベンジャミン君もぜんぜん手がかからない子たちばかりなので、あんまり調べずに購入したのだった。

ある日、えばちゃんの葉っぱの下の床が、べとべとしているのに気がついた。葉っぱを見るとべとべとしている。樹液が出る木だったのか、と内心「失敗したかなぁ」と思っていた。しかし、しばらくすると、ちっちゃな葉っぱがあちこちに落ちている。なんだか元気もないようだし。ちょっと肥料でもやろうかと思っていた矢先に、えばちゃんを買ったお店のお兄さんに道でばったり会った。

「木は元気にしてますか?」
「それが、樹液がすごいんですよね。」
「えっ(動揺した顔)、綿のようなものが木についていませんか?」
「そんなもの付いてないです。葉っぱがネトネトして、全体的にしょんぼりしてるんです。」
「綿のような虫が付いて、樹液を吸い取り糖分だけ排出することがあるんですけど、ほんとに綿のようなもの付いてませんか?」

綿のようなものがナンなのかちゃんと聞かずにその場は終わってしまい、でも糖分だけ排出する虫が気になってネットで調べてみると、カイガラムシという害虫らしい。画像特集を見ると、一口にカイガラムシといってもいろんな種類がいて、綿のようなものもいるし、ゾウリムシのようなの、サンヨウチュウのようなのもいる。はっきり言って気持悪い画像がてんこ盛りで、見ているだけで痒くなってきた。そして、そのカイガラムシはエバーフレッシュによく発生するそうなのだ。

そして、我が家のえばちゃんをちゃんと見ると、ゾゾゾゾゾ~。枝のデコボコと思っていたのはなんとカイガラムシ(サンヨウチュウタイプ)。それも半端でない、大名行列のように並んでいる。・・と言っても行進してるわけではなく、縦列のまましゃがみこんでいるような。とにかくベランダに出さねばならない。重くて一人では運べない、しかしオットは虫が大嫌い、口が裂けても今は言えない。「なぜ外に出すのだ、虫が付くじゃないか」とぶつぶつ言うオット。外に出した後で、真実を告げると、怒っていた。

しかし、オットにかまっているバヤイではなく、とにかく歯ブラシでカイガラムシをそぎ落とす。そして根から吸収するタイプの虫除け(オルトラン)をまいた。その甲斐あってか、一週間後にはほとんどカイガラムシは見られなくなった。それどころかえばちゃん、なんだか外気に当たって晴れ晴れとしているようにさえ見える。寒さに弱い南国の木だけれど、ここのところ暖かい陽気が続いているので、もうちょっと外で様子を見ようと思っている。今度はいろいろ調べたから、お部屋に戻ったときはちゃんとお世話するからね。

2009年11月9日月曜日

水銀体温計

会社の同僚のドイツ人はとっても心配性。今朝も眉間に皺を寄せて出社。何でも水銀体温計を壊してしまったらしい。ターミネーターのワルモノよろしく、ころころ転がる水銀の玉を掃除機で吸ったりして全部片付けたつもりだった。しかし、一晩明けて、部屋の隅っこに朝日に輝く直径0.2mmくらいの(要するにほとんど見えないほどの)玉を見つけ、なにやら不安になってしまったようなのである。

実は私、子供の頃水銀体温計を噛んで壊してしまったことがある。かなり小さかったけれど、母親の激しい動揺と、水銀の玉がころころ転がっていく様子、口に広がる変なにおいを今でもはっきり覚えている。でもまだ元気で生きている。安心させようとしてそれを話してみたが、ぜんぜん眉間の皺が消えない。かえって怖がらせてしまったようだ。あわてて「・・・、だから私、水銀のせいでちょっとヘンなのかも知れませんけどね。」と、言ってみたけど、ぜんぜん笑ってくれない。

しょうがないからウィキペディアを一緒に読む。
”体温計に使用される水銀は液体のまま経口摂取しても、そのまま排泄されるから無害である。”
ほらね、大丈夫なんですよ、と言おうとしたその先に、 
”破損した水銀体温計からこぼれ出た水銀をそのままにしておくと、徐々に水銀が気化し、肺を通じて人体に取り込まれ、主に腎臓や神経に悪影響を及ぼす(水銀中毒)。”と書いてある。
一瞬緩んだ眉間の皺はまたもや元に戻り、すっかりマリアナ海溝。

「神経に悪影響、あ、だから水銀吸っちゃって、そんなに神経質なんですよ!」
・・・冗談通じず。
「刺身を食べても水銀がたまるって言うから、そのくらいの水銀、大丈夫ですよ。」
・・・ますます墓穴。
しばらくそっとしておくことにした。

そして、その日の夕方、すっかり明るい顔をしている。どうやらかかりつけのお医者さんに電話して、一笑に付されてしまったらしい。なんだ、私もヘンに慰めようとしないで、笑い飛ばせばよかったのだ・・・。昔は各家庭に一本はあった水銀体温計、今は電子体温計に。正しく廃棄処理されているのだろうか。考えてみると、そっちのほうがコワイ。

2009年11月7日土曜日

松井くん、おめでとう

松井君は穏やかで、肩の力が抜けていていい。もし、私がどんな人が好きかと聞かれたら「若い人では松井君みたいな人」、と返事するだろう。
実家の母は大変な”面食い”なのだけれど、「松井君は例外!」とこれまた失礼なんだか、ほめているんだか分からないような事を言っている。
そして、意気揚々と我がことのように、
「松井君がVIPとったわよ!」
と、言い放っていた。
ま、どこに言ってもVIP扱いになることは間違いないけれど。

2009年11月2日月曜日

This is it


あまりにもメジャーなので、MJを真剣に見なかった人、好きと言えなかった同世代の人たちがたくさんいるだろう。沢山のスキャンダルが流れてくる、でも、心のどこかで思っていた「あれだけのパーフォーマンスをする人が、ストイックでないわけがない。」
そんな人はぜひ映画館へ。

プライベート用に撮影したというけれど、それにしてはきれいすぎる映像。うがった見方もできるかもしれないが、なんとなく自分の先行きを感じた動物的なカンで、この撮影やリハーサルが行われたとすれば・・・。アートでLOVE一杯なMJが見られる映画。

死亡のニュースを聞いたときは、心身ともにボロボロになった挙句・・、と勝手に想像していた。しかし少なくとも映像の中の彼は、エネルギーに満ち溢れ、体も声も頭も冴えわたっている(これも、薬かもしれないけれど・・・)。もちろん絶頂期のころの踊りとは違うけれど、50歳とは思えない。MJには全ての音、リズム、空間、が的確に把握されていて、回りはそれについていく、というか巻き込まれていくだけ。彼の口から出てくる言葉は常に前向きで、創造力にあふれている。イヤフォンが耳に合わなくて、歌えなかったときも、
I'm not angry, L(エル)-O(オー)-V(ヴィー)-E(イー), loooove”と静かに叫ぶ。

歌や踊り=時間や空間に、完璧な印を付けることは並の才能の持ち主には到底無理。しかしMJは知っている。自分のパーフォーマンスの楽譜が、凡人には見えない空間に見えている。だから何度やってもぶれはなく、聞いている私たちの中にその”様式”がインプットされ、”MJなるもの”が生まれたのだろう、と思う。

地球の破壊に胸を痛めていたMJ。彼自身が壊れていく地球のようだ。もうすこし自分のこと考えて、もっと生きていてほしかった。

2009年10月30日金曜日

ノビサド 郊外 ~農家で食事~


ノビサド市内から車で15分ほど行ったところにある農家が経営するレストランに連れて行ってもらった。左の写真にがその農家の入口で、この並木道をずーっと行くと、広々した馬場や、宿泊施設もある。

やはり何の看板もないので、地元民がいないとどこにあるか絶対見つけることは不可能であろう。ベオグラードの友達もひとりでは行けないので、ノビサドの友達にナビゲーションを頼んでいた。
中に進んでいくとこ~んな広い牧場があったり、
お部屋に戻った馬さんに”あかんべー"されたり
 
馬やのよこにタイヤの壊れたバイク

レストランの窓

鳥ぎらいのオットがひるんだ、レストランの壁紙

チーズとコーンブレッドとアイヴァ(パプリカのペースト)


素朴でオーガニックなお菓子

何をいただいても自然丸ごとで新鮮なお味。このまま食べ続けたら”健康な肥満体”になってしまうだろう。

2009年10月29日木曜日

紫色のくさまくら

ずっと前に書いた記事を探していたら、読んでいないコメントを偶然見つけた。あわててお返事をした。そして、頂いた方のブログに行って(タイトルをクリック)、すっかりインスパイア~された。ああ、このコメントに気がついて本当によかった・・・。

こんな出会いも日々の生活に彩りを与えてくれる。私の他愛もない独り言にお付き合いくださって、皆様、ありがとう。

2009年10月28日水曜日

ベオグラード 2

セルビアの夜はゆっくり始まる。日が暮れる速さじゃなくって、外出が始まる時間のこと。友人の友人と9時にレストランに行く待ち合わせをしたけれど、待ち合わせ場所に早くつきすぎてしまったのでカフェに入ることにした。
ベオグラードで一番古いカフェで名前は””。

中はそれほど広くなくて、使い込んだテーブルとイスが雑然と並んでいる。私はセルビアコーヒーを注文。これはクロアチアに行くとクロアチアコーヒー、ボスニアに行くとボスニアコーヒー、モンテネグロに行くとモンテネグロコーヒー。バルカンの方たちに怒られるかもしれないけれどいわゆるトルココーヒーである。コールタールのようなドロドロの上澄みを飲む。残ったドロドロで占いをする。お水とお菓子がついてくるのは日本の喫茶店と同じ。この赤いお菓子フルーツのゼリーで、食感は”ゆべし”。お客の年齢や性別はそれそれで、ゆったり、くつろいだ雰囲気でお茶を飲んでいた。ステキ・・。


2009年10月27日火曜日

スレムスキ セルビアのワイン

ベオグラードの友人を訪ねたとき、ノビサド(Novi Sad)というドナウ川ほとりにあるセルビア第2の都市に連れて行ってもらった。そこからドナウに沿って7,8km行くと、Sremski Karloviciと言う小さな町(村)がある。ワインが有名で、フランス、ドイツ、オーストリアからも訪ねてくる観光客がいるとのこと。

知る人ぞ知るワイナリーということだけれども、看板も地図もないので町の真中できょろきょろ。通りがかりのおじいさんが近寄ってきて、友人に話しかけている。こっちだよと言って(と言ったと思う)、にこにこしながらワイナリーのそばまで連れてきてくれた。門を見て思う、・・・素人には見つけられないなぁ。

中庭をはさんで母屋とワインケラーがある。狭い階段を下りていくと、プ~ンとワインの香り。芳しいとか、ほのかにとか詩的に表現したいのだけれど、もっと土臭くって原始的な匂い。私は全然ワインに詳しくないけれど、どのワインも”地に足のついたソヨイキでない”葡萄の味がした。

地味なワイナリーの入口、表札は”VINO”(ワイン)とだけ。


空気を吸っただけで酔っ払いそうなワインケラーに”どうだ!”と並ぶたる


ワイナリーの母屋の屋根、素敵な瓦、冬は煙突大活躍

2009年10月26日月曜日

ベオグラード 1

今から22年前にドイツで知り合ったベオグラードに住む友人を訪ねた。ユーゴスラビアに行くつもりが、紛争が始まり渡航かなわず、そして、世界地図はすっかり変わっていしまい、やっと訪れることができたときはセルビアになっていた。

モスクワ、イタリア主要都市、ミュンヘン、ウィーン経由といろいろ考え、結果一番お得なBAで行くことにした。行きはロンドンで一泊して、翌日2時間半でベオグラードに到着。
”白い町”という意味を持つ首都ベオグラード。紀元前6000年には人が住んでいたという、ドナウとサヴァ川の合流地点に広がるヨーロッパ最古の都市である。

街の中にはオスマントルコ、ハプスブルグ、ユーゴスラビアと、その時代を反映したいろいろなスタイルの建物が並びその歴史が垣間見れて興味深い。
ただ、いく度もの戦争でどことなく疲れてしまっているようにもみえる。近くは10年前、99年のNATOの爆撃の爪痕が市内のあちこちに残ったまま。東京でいうと霞が関のような街の中心にあるユーゴ国防省・軍参謀本部は未だ崩れたままだ。アメリカ大使館の目と鼻の先で、他の建物は傷つけずピンポイント。もっと驚いたのは田園調布のような住宅街の中にあるミロシェビッチの住居、アメリカ大使公邸の斜め向かいあたり、隣にも普通に家が建っているが、ミロシェビッチの家だけ見事に真っ二つになっている。一方、お台場のような場所に立つ中国大使館も砲撃されて壊れたまま。これが”誤爆だった”というのを聞いて不思議に思う・・・。中心から少し離れた軍の地下施設があったといわれている山は、3ヶ月に及ぶ爆撃で頂上が削られて台形になってしまっていた。私の友人はボスニア出身であるけれど、セルビアで普通に生活を送っている。一般の人はなぜ同じ国の者同士が争わなくてはならなかったのか、とそれを心から嘆いていたようだった。

そんな傷跡が未だ残るベオグラードの町ではあるけれど、今は市内の治安は大変良く(夜中に公園を歩いても平気!)、人々は明るくてとても親切。食べ物がおいしくお手頃なのは「EUに加盟していないので、昔ながらの農家が肉野菜を提供しているからなのよ」と現地の人。公園や街路樹が多く(冬なので木々は葉を落とし少々寒そうだったけれど)、夏はきっと明るく華やいで見えるに違いない。

そして私は全然知らなかったのだけれど、日本の無償資金協力が市民に知れ渡っており、友人やらその友達やらにとても感謝された。街中にはヨーロッパのブランド、中国の雑貨、韓国の電気製品が多く見受けられ、すぐ目につくような形で「日本」が主張しているわけではない。初対面の日本人には資金協力の話しくらいしか接点になる話がなかったかもしれないけれど、そこで出会った人たちがわざわざそのことに言及してくれたことはとても嬉しかったし、ちょっと誇らしくも恥ずかしくもあった。援助のひとつである日本とユーゴスラビアの旗が描かれた黄色い93台のバスが、町中を走っている。半日観光ではバスガイドさんが日本人だと知ると、「日本が援助してくれた病院です」と、ほかの国の人がいるのにわざわざアナウンス。
私たちの税金がこういう地道で謙虚な活動を通して、思いもよらないところで役に立っていることをとてもうれしく思った次第。


本屋さんには平積みされた日本の本
与謝蕪村もある

2009年10月25日日曜日

パイレーツ・ロック

1966年、BBCラジオから流れるロックは週にたったの2時間、政府はロックを快く思っていない。そんな時代に公海に船を浮かべ24時間ロックを流す海賊ラジオのDJたちのお話。

監督はリチャード・カーティス。「ラブ・アクチュアリー」の手法をそのままに、舞台をロンドンから船上に移し、その時代の一こま、日々のエピソードの連続でこれといったストーリがあるわけではない。ロバート・アルトマンが思い浮かぶけれど(「あの頃ペニーレインと」もちょびっと思い出した。)、あれよりも軽く、イギリス人お得意の政治風刺が効いていて、それでいてLOVEと人情にあふれている。誰もが知っているクラッシック・ロックをバックに、底の厚いイギリス人俳優陣が、軽くツボをはずしたジョーク(ボケというべきか)を連発。タイタニックを鼻で笑ったようなアクションも登場。見ているものを悲しませないところが好きだ。

俳優ではケネス・ブレナーのコンサバ政治家が意地悪いのであるが、笑える。しかし、彼の奥さんがもっと面白い。なんという女優さんなんだろう・・・。アメリカ人DJ役のフィリップ・シーモア・ホフマンは、暑苦しくて、熱い中年男を痛快に演じている。ノッティングヒルでは変な人、Jの悲劇では怖い人を演じたリス・エバンスはいつもと同じ顔で登場。役によって顔の変わるカメレオン俳優でなく、同じ顔で幅広い役がこなせる不思議な俳優さん。エマ・トンプソンもちらりと登場。

政治家に頼っているようじゃあ国が傾く、民衆よ愛でつながろうではないか!と、あくまでも明るいのりの映画を見つつ、口だけ達者な一庶民は思った次第。

2009年10月21日水曜日

ウェルかめ

このタイトルを聞いたときは、流石の私もひるんでしまった。ホームページ見たら「おつカメさまです」って書いてある~っ。そんなんだったら私だって言える、「夢をつカメ!波美」「私にカメわないで、山田勝乃新」
・・・ザザザザザ~、引いていく音が聞こえる。

とは言いつつ・・・、海岸の景色はきれいだし、カメはかわいいし、主人公もアッケラカンとしているし、脇がきっちりと固まっていて誰も飛び出てないのがいい。特に徳島の出版社の人たち、面白い。
そして、私、真面目に美波町の海岸に行ってみたい、とHPを眺めている。

2009年10月19日月曜日

整理整頓

ふだんからものを買わないことにしている。
それなのに、それなのに、知らないうちに増えるモノモノモノ・・・。5年前に転居して、その時捨てきれなかったものを倉庫に突っ込んだ。これだけあれば楽勝と思われたスペースも、今では無秩序に置かれたモノでパンパンに膨れ上がっている。棚を付けて高いところを有効に使えばどうにかなることはわかっていたのだけれど、手を付けるタイミングを逃し、最近はその扉を開けるのも憂鬱な気分であった。なんだかおも~い気分がする日は、倉庫に用事があった時だったりする。

遂に重い腰を上げ、無印良品で倉庫用に棚を二つ購入。まずは第一歩。しかしこのままでは棚を置く場所がないので、組み立てずに倉庫の中に2週間置きっぱなし・・・。ますます膨れ上がる倉庫。そしてついに我が家のプロジェクトが動き始めたのが先週末。まず床に積み上げられたものを倉庫から出す。廊下にはまるで地震でもあったかのようにモノが散乱・・・。いるものいらないものを選別し始めたのだが、あああ、決心がつかない。もったいなくって使えないキャンドル、新婚のときウキウキして買ったのに趣味に合わなくなった食器、本人しか分からない正体不明のワカの工作物、ワカが赤ちゃんの時に大人が気に入って買ったおもちゃ、捨てるに捨てられない結婚式の引き出物、絶対吹かないハーモニカ&たたかないカスタネット、etc.etc.... 家族三人三様の思い入れがあるから、事態は膠着状態だ。

どうにか3分の2位にモノを減らす。そして棚を組立て(これは楽しい)、倉庫に設置。無印は収納ケースや棚が標準化されているからとても使いやすい。しかも収納ケースは丈夫で変色もしない。この収納ケースに立体ジクソーパズルよろしくモノを詰め込んでいく。特に凄いのがオットの本とDVD。DVDは倉庫の中だけでたぶん150本越え・・、怖くて数えなかったけど。

奮闘すること2時間半、意外や意外、すべて棚に収まりしかもスペースが余ってるのだ。これを見て気を良くしたオット、「まだまだいける。」・・・・な、なにが?こんなに苦労したスペース、絶対だめ!これ以上。つくづく思うんだけど、広い家に移っても生活スペースではなく、収納スペースを増やしているンじゃないかって。いいもの買って孫子の代まで大切に使う、ミニマリスト目指して頑張るのだ。

2009年10月15日木曜日

Dr. HOUSE シーズン4 最終回

今週で、シーズン4が終わった、サビシイ。アメリカではシーズン6が放映中なので確実にあと2年はハウスにお目にかかれる。

アンバーはまさかの交通事故死で非情な最終回になっちゃった。大好きなウィルソンをハウスとアンバーが取り合い、というヘンな三角関係だったけれどその裏には、

  • 気になるアンバーをウィルソンにとられちゃって悔しいハウス
  • ハウスを意地でも振り向かせたく、ウィルソンに近寄ったアンバー
  • 2人が自分を取り合うのをみて、まんざらでもないウィルソン
という構図もチラホラ見え隠れ。

頭蓋骨骨折してるのにウィルソンの頼みを呑み、もう一つ頭に穴を開けたハウス。カティは反対したけど、ああでもしなくてはあまりにも無責任男だろう。電流をガンガン流されて記憶を呼び覚まし、ウィルソンを裏切るようなことはしてないことは思い出したけど、治療法も見つけられなかった。痙攣起きるまでがんばったけど、そう簡単に許してもらえそうにないわ・・・。

元はといえばハウスがいい加減だったからだし、彼も責任を感じているけれど、嫌いだったらアンバーはハウスを迎えに行かなかっただろうし、2人の戦いを面白そうに眺めてはっきりしない態度のウィルソンもなんだかずるいよな気がする。

ここは私がどうにか仲立ちしなくては。そうだ、あのバーのおっさんだ。バイクのキーを取り上げるくらいの配慮があるんだったら、もちっと気を利かせてでタクシーを呼んであげたらよかったのだ。全然関係ないけど、あのおっさんが悪かったことにしよう!
・・・・ダメか。え~ん。

ウィルソン役のロバート・ショーン・レナード、涙をそそる演技、ほんとに悲しそうだった。うまい、うまい。”いまを生きる”でイーサン・ホークと夢見る演劇少年を演じた彼も、何と40歳。若く純粋な若者を演じた後は、”男”へのイメージ脱皮が難しい。ケネス・ブレナーの”から騒ぎ”を見たときは、全くのおせっかいながら彼の将来を心配したことを思い出す。しかしその後、舞台でも腕を磨き、スマートさを残しながら上手く脱皮したようだ。うん。

2009年10月13日火曜日

MARU

滑り込むねこ”をYoutubeで見たのは、アメリカのサイトで紹介されていたのが始まり。世界で一番有名な日本の猫ちゃんかもしれない。以来MARUウォッチャーの私。最近はMARUをみていろいろ解説している5歳の双子や、ゴロゴロ言いながらMARUを見ているNinaちゃんなど、関連動画も増えてきた。

中でも”大きな箱とねこ”を黙って見ておられず、サッカー観戦のような声でMARUを応援するドイツ人のビデオには、猫を愛する心は世界共通、そのパッションにシンパシーを大いに感じる(なんだかルー語みたいね)。そして、それにレスポンスした、ものまねビデオ”I am not MARU”。言われなくともMARUとは見間違えない、誰も。しかし、そこまでするか・・・。

mugumoguさんのサイトはタイトルをクリックしてね。

2009年10月8日木曜日

台風一過

参った、参った。
8時過ぎ、雨が止み青空がのぞいたので家を出た。風が結構すごい。さて最寄駅に着くと、ポイント故障&台風で間引き運転を行っていて、2階のホームには人が溢れ帰り、階段にはホームにたどりつけない通勤客がびっしり、ずらりと並んでいる。こういうときはジタバタせず静かに待つのが一番なんだけど、なんだかじっとしてられないのよ。遠回りになっちゃうけど別の路線で行くことに。

しかーし、こちら路線もいつもの倍以上の時間をかけてのーろ、のーろと進み、しかーも、車内放送で「地下鉄もJRも運休してます」って。今頃言われても~。地下鉄&JRの乗換駅に到着、改札口のコンコースに上がると、入場制限で改札口は閉鎖されている。駅を出てバスかタクシーに乗ろうと思ったのに、閉鎖された改札口の向こうには、駅に入れない人たちがゾロゾロゾロ~っとこっち向いて列を作って並んでいる。
わ~ん、わ~ん
あまりの人の多さにちょっとした都会の恐怖を感じる。もし改札口出ちゃったらいつまた駅に入れるか分からないし、外に出てもバスもタクシーも振り替えの人たちでいっぱいだろう。で、ほんと、情けないけど、元来た道を戻ることに。コンコースからまた激しい人波の中をホームに降りる。私が降りた後、次の電車から降りた人もいてホームはぱんぱかぱん。ホームドアが付いているからまだいいけれど、もしなかったらかなりコワイ。せっかくここまで来たので戻る気にはならないのだろう、流石に、下りの電車はガラガラ。

これだけ余計な動きをしている間に、出発地点の駅は多少混雑が緩和されていて、それでも超減速満員電車でぐったりしながら、片道45分のところを2時間もかけて会社に到着。
疲  労  困  憊
”急がば回れ”したつもりだったのに。回りすぎたか・・・・。

さて、そんなこんなで、午後は台風一過。ゲンキンなくらい晴れ渡る東京の空。えっと、この”タイフウイッカ”、何歳になっても頭の中では”台風一家”に変換されてしまうんだけど。お父さん台風と、お母さん台風と、お姉さん台風と、ボクが、一緒に手をつないで空を飛んでる、みたいな。

2009年10月7日水曜日

SKY AQUARIUM III

六本木ヒルズの空中水族館に行く。今年で3回目。毎年かわいい子見つけるけど、今年のお気に入りは、金魚。 眼はびっくりしてるのに、口が笑ってて、しかもその口元微妙に左右対称ではない。ぜひお声をかけねば、と餌をつまむふりをして水槽に向けて指を見せると、ふりふりふりとよってくる。
で、お口をパカリ。正確には下あごをカクリと突き出す感じ。
金魚さん以外に、とっても面白いお顔の方もご紹介。



             るるる、ららら、
うふふふ





ご飯、ちょ~だい、うひうひうひ






自称ピグモンと申しますが、なにか?

もうちょっと写真載せたいんだけど、このテンプレート、写真が挿入しにくいし、字もずれる・・。
今年の展示は多少規模が小さくなっているような気がしたけれど、来年もこのイベント、続きますように。